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内科系の病気

次の症状・疾患がある方はご相談下さい

一般的な内科系の病気

  • 風邪症状(発熱、咽頭痛、鼻汁、咳、痰など)
    ウイルスによる、いわゆる風邪が多いので、むやみに抗菌剤を使用すると効果がないばかりか、その副作用が出る場合もありますし、細菌の耐性化を招く場合もあり、投与すべきではありません。しかし、時には細菌が関与した咽頭炎、扁桃腺炎、気管支炎、ひどい時には肺炎の場合もあり、鑑別が必要です。当院では、必要に応じ胸部レントゲンや採血をして白血球の数・種類をチェックして治療方針を決めます。白血球、特に好中球という白血球が増加している時には細菌感染が考えられ、抗菌剤を処方します(症状が強い場合には点滴する場合もあります)。レントゲン、採血(白血球数)ともに約5分で結果がでますので、お気軽にご相談下さい。
  • めまい(回転性、浮動感)、動悸、吐き気、胸焼け、体重減少、食欲不振、むくみ、などの様々な症状
  • アレルギー性鼻炎、花粉症、蕁麻疹などのアレルギー性疾患
  • 疲労感、不眠など
  • 貧血
    原因検索が大事です。頻度が多いのは女性に多い鉄欠乏性貧血ですが、慢性的に進行しますと、かなりの貧血でも自覚症状に乏しい場合が少なくありません。しかし、全身に酸素を運ぶためのヘモグロビンが少ない訳ですから、これを補うために、心臓に負担がかかります。貧血が改善した後も、使い果たした貯蔵鉄を正常に戻すまで、十分な治療が必要です。 

循環器系の病気

  • 胸痛、背部痛、心窩部痛(みぞおちの痛み)、動悸
    これらの症状に対しては、心電図検査を行い、もし心筋梗塞や、危険な不整脈が疑われる場合には、生命に関わる場合もありますので、直ちに専門医療機関を紹介いたします。
  • むくみ、だるさ、息苦しさ
    これらは心不全が原因の場合があり、重症度に応じ専門医療機関を紹介いたします。原因が明らかな軽度の心不全の場合には、当院にて治療を行う場合もあります。
  • 診断のついた心臓弁膜症、不整脈などは治療を行います。慢性の心房細動は血栓(血の固まり)が脳の血管に詰り、脳梗塞(脳塞栓症)の原因となり得ますので、直接作用型経口抗凝固薬(direct oral anticoagulant: DOAC)を用いて予防することをお勧めします。ご相談下さい。

消化器系の病気

  • 腹痛、嘔吐、下痢
    原因を明らかにすることが必要です。頻度が高い急性胃腸炎(感染性胃腸炎)の場合には、必要に応じて補液(点滴)を行います。また、「飲む点滴」を処方いたします。
  • 心窩部痛(みぞおちの痛み)、上腹部痛、背部痛
    消化器の病気が考えられる場合には、内視鏡検査をお勧めします。当院では苦痛の少ない経鼻内視鏡(鼻からの胃カメラ:「経鼻内視鏡」参照)を行っています。

    胃潰瘍、十二指腸潰瘍ですと、内服で良くなりますが、大事なことは、多くの場合ヘリコバクター・ピロリという細菌が原因ですので、これをやっつける治療(除菌)を行い、いなくなったことを確認することが必要です。

    また、これらの症状は胆石、膵炎などの可能性もあり、必要に応じ採血、腹部超音波検査を行います。

  • 胸焼け、胸痛、胸のつかえ感など
    胃の強い塩酸が食道に逆流して生じる場合があります(食道裂孔ヘルニアに伴う逆流性食道炎)。この場合も内視鏡検査をお勧めします。多くの場合内服で速やかに改善します。
  • 便秘
    たかが便秘、されど便秘、原因別に治療いたします。
  • 肝炎
    原因別治療が必要です。ウイルス性の場合にはインターフェロン治療ができる医療機関を紹介します。肝生検を初めとした治療経験を生かし、維持インターフェロン治療は当院で行うことが可能です。

    脂肪肝(炎)などは、いわゆるメタボリックシンドロームの一環としての生活習慣指導や、必要に応じて内服治療を行います。たかが脂肪肝(炎)とお考えの方が少なくありませんが、肝硬変に進行したり、肝臓がんの原因になる場合があり、要注意です。

  • 肝硬変
    維持治療としての利尿剤、Fischer比改善薬(肝性脳症予防のための特殊なアミノ酸製剤)などの治療をいたします。また、肝臓がん発症の危険がありますので、定期的な採血、腹部超音波検査を行います。
  • 頻回の下痢
    過敏性腸症候群の場合には良い薬があり、著効を示す場合があります。

≪呼吸器系の病気≫

  • 咳、痰
    頻度が高いのは、ウイルスによる風邪ですが、喘息、肺炎クラミジア感染症、マイコプラズマ感染症、百日咳、肺結核、様々な原因の気管支炎、気管支喘息、逆流性食道炎、カビやアレルギーなど様々な疾患の鑑別が必要な場合があります。痰がらみの咳に鎮咳薬は、痰の排泄を阻害し、逆に咳が長引いたり、増悪する場合がありますので、要注意です。このような場合に漢方薬が著効することもあります。
  • 慢性閉塞性肺疾患(COPD:慢性気管支炎、肺気腫)
    ほとんどが喫煙者で、肺胞(酸素を取り入れ、二酸化炭素を排出する肺の大事な部分)の破壊と気道の狭窄による息切れ、慢性の咳・痰などで発症します。日本では患者数は500万人を超えると言われていますが、実際に治療を受けているのは、20万人足らずです。
    喫煙者の約15%がCOPDになると言われています。喫煙者、受動喫煙者(家族が喫煙者)、ホコリを吸う仕事の方で、息切れ、咳・痰が続き、風邪を引きやすく、息をするとヒューヒューするなどの自覚症状がある方はぜひご相談下さい。吸入、内服等の治療があります。
  • 気管支喘息
    吸入などの治療で発作のない生活が可能です。少しでも症状が出現した際にはなるべく早く受診して下さい。こじらせないことが大事です。

≪神経内科系の病気≫

  • 脳卒中(脳出血、脳梗塞)
    片方の手足が動かなくなったり、急に回転性のめまい・嘔吐が続く場合には脳卒中が考えられますが、明らかな症状や意識が低下する場合には救急車を依頼するべきです。軽度な場合や不明な場合にはご相談下さい。
  • 慢性硬膜下血腫
    転んだり、頭を打った後で上手く歩けなくなったり、しゃべりづらくなったり、時にはいつもと何か違うといった不定愁訴的な症状で発症する場合もあります。頭部打撲後1月も過ぎてから症状が出る場合もあります。基本的に脳外科の病気ですので、必要に応じ専門病院を紹介いたします。
  • パーキンソン病、パーキンソン症候群
    何もしていない時に手が振るえたり、歩きづらくなったり、前屈みになったり、無表情になったり、動作が鈍くなるなどの症状が現れます。

≪心の病気≫

世界保健機構(WHO)によりますと、うつ病は2020年にはすべての疾患の中で、2番めに経済的打撃を与えると予想されています。

本邦でも平成10〜24年の間、自殺者数が年間3万人を超え社会問題となりました。その後様々な予防対策にて減少傾向ではありますが、最近では電通の若い社員、被災関連、中学生の自殺など、悲痛な報道が相次ぎ、重要な社会問題であることに変わりはありません。早期発見、早期治療が大事なことは言うまでもありませんが、うつ症状の患者様の約65%は内科、25%が婦人科などを受診し、精神科等の専門科を受診する患者様は10%に満たないのです。

当院では、患者様の訴え、特に頭痛、動悸、下痢、不眠といった身体的症状に心の病気が隠れていないか注意を払い、必要に応じた治療(内服など)を行います。プライマリーケア医の範囲を超えた重症な場合には、専門医を紹介するようにしております。

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