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苦痛の少ない経鼻内視鏡検査

内視鏡検査をお勧めする理由

  • 薬で治る疾患を診断することができ、その事実に基づいた治療ができます。

    例) 急性胃炎・十二指腸炎、胃・十二指腸潰瘍、逆流性食道炎など。しかし、潰瘍が深く、穿孔(壁に穴があく)の可能性がある場合、露出血管(破綻した血管)が認められる場合には、入院が必要ですので専門機関を紹介いたします。

  • 特に潰瘍の場合、傷が閉じるまでしっかりとした治療が必要ですし、多くの場合、ヘリコバクターピロリという細菌が原因ですので、この細菌を除く(除菌治療:3種類の薬剤を1週間内服します)ことが必要です。そうしないと再発する場合が多く、5回も消化管出血で入退院を繰り返した患者様もいらっしゃいます。

    除菌2ヶ月後、除菌判定(除菌が成功したかの判定)を行いますが、検査薬を内服して、呼気を採取するだけの簡単な検査で、約20分で終了します。

  • 開腹せずに、内視鏡にて取り除くことが可能な「早期がん」を発見するのも大事な目的です。

    大きくなってからでは開腹手術が必要になったり、最悪の場合手術ができない場合もあります。

    除菌後は、無症状でも年1回の検査をお勧めします。

なぜ鼻から?

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  • 口からの場合、舌の奥に触れますと嘔吐反射が誘発されます。このため「ゲーゲー」し、苦痛を伴うわけです。

    鼻からですと、この舌の奥に触れずに食道に入りますので、「ゲーゲー」せずに検査ができます。

    とはいえ、鼻に管を入れられたくありませんので、約10分かけ十分に麻酔をかけてから行います。話をしながら、モニターで自分の胃の中を見ることができます。多くの患者様が「胃・十二指腸の旅」を楽しんで(?)いらっしゃいます。

  • まれに、鼻孔が狭く経口検査に切り換える場合がありますが、それでも、管が細いので比較的楽に検査ができます。当院では200名の患者様のうちお一人の割合で経口に変更いたしました。
  • 苦痛が少ないため、セデーション(静脈注射による麻酔)を行いませんので、終了後すぐに帰宅できます。

なお、術者(根本)は、5,000件を超える内視鏡、および160件の経皮的内視鏡的胃瘻造設術の経験を有しますのでご安心下さい。経鼻内視鏡について、さらに詳細をご覧になりたい方は、「鼻から入れる内視鏡検査のページ(外部サイト)」をご参照ください。

レーザー内視鏡導入

当院ではレーザー内視鏡を導入しました。LCI, BLI といった画像処理を行うことで、早期癌などの粘膜異常病変の描出能力向上が期待できます。
それまでのFICEを用いた症例写真は、内視鏡の症例のページでご覧いただけます。
早期胃癌の症例写真はこちら
早期食道癌の症例写真はこちら

 

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